インドにあるダージリン地方で生産される紅茶の総称。
世界三大銘茶とも呼ばれ、紅茶のシャンパンとも称される。
標高自体は500mから2000mの高地で作られており、昼夜の寒暖差が霧の発生源となります。
この霧や寒暖差の影響により、香り豊かな紅茶に繋がります。
収穫時期によって、味や香りが変わり、春・夏・秋と3回に分けられ、クオリティシーズンとも呼ばれています。
春(3,4月)に摘まれるものはファーストフラッシュと呼ばれ、緑茶のような若々しく、黄金色のような水色になることが多いのが特徴です。
夏(5,6,7月)に摘まれるものはセカンドフラッシュと呼ばれ、2番摘みの影響もあり、葉がしっかりしている分、味や香りの強さがはっきりとしたものを楽しむことができます。この中で上質なものはマスカテルフレーバーと呼ばれ、特に甘さとボディがはっきりしたものになり、全体的に深いオレンジ色の水色になることが多いのが特徴です。
秋(9,10月)に摘まれるものはオータムナルと呼ばれ、雨季の後に摘まれます。セカンドフラッシュよりも甘みが増して、深いコクと呼ばれるような、しっかりと成熟したような印象のものが多く、全体的に琥珀のような鮮やかな水色になることが多いのが特徴です。